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【ワイン】ワインエキスパート試験

数年前、何を血迷ったか「ワインエキスパート」という資格をとりました。ちなみにワインとは全く関係ない仕事をしています。聞きなれない「ワインエキスパート」という資格はなんなのかをご紹介していきたいと思います。

 

ワインエキスパートととは

ワインの資格といえば「ソムリエ」じゃないの?って方がほとんどかと思います。自分も受験する直前までその存在を知りませんでした。

 

どちらも「日本ソムリエ協会」が認定する資格ですが、大きく違うのが条件です。ソムリエは、飲食関係3年以上の経験と「現在も従事している」ことが条件となります。つまり、飲食関係者以外の人が受験することすらできない資格です。一方、ワインエキスパートは職種・経験不問なので、誰でも受験することができます

 

試験の中身は、1次の筆記試験、2次のテイスティングはほぼ同内容なので、事実上同じレベルを有していることが求められます。ソムリエはさらに3次で実技試験があります。

 

 

ワインエキスパート試験の難易度は?

受験といった言葉を使った通り、1次の筆記試験には実はかなりの勉強量を要します。感覚で言うと、11時間を1年間のような感じです。内容は「勉強すればできる」んですが、詰め込む知識量がかなり多く、頭の良し悪しよりも勉強をしたかしなかったかが如実に出るような試験です。

 

2次試験 テイスティングとは?

某格付け番組のように100万円のワインか安いワインかを当てるわけではなく、「まるでビロードのような○○」のようなコメントをする必要もありません。テイスティングコメントは、外観、香、味わいを。評価として、飲むのに適正な温度やグラス、デカンタージュの必要性など。結論として、ブドウ品種、生産地域、生産年、をマークシート形式で答えていきます。

 

自分が受験した2015年は、赤2、白2、ワイン以外のお酒2の6種類でした。2022年現在は、赤2、白2、ワイン以外のお酒1の5種類です。ワイン以外のお酒があるのが意外に思われるかもしれませんが、ソムリエとしてサービスを提供する上で、お客様がワイン以外の酒を注文したい時でも知識をもとにきちんとしたサービスができるようにするためです。

 

2次試験は、スピードとの勝負です。実はゆっくり味わってる時間はありません。サクサクっと決断して回答していかなければならず、ある程度練習が必要です。自分はワインスクールに通ったのと、バーに通ってマスターにブラインドで出してもらって練習しました。

資格を取った感想は

仕事に関係するわけではないのに、なんでそんなに苦労して?と思われるかもしれませんが、その通りです。自分は正直、ワインエキスパートという資格をよく知らなかった中で、誘われるままに受験することになりました。富士山登山に短パン半袖できてしまった。。と気がついても後の祭りでした。

 

無知だったが故に受験することになり、結果的にワインスクールで出会った人たちや一緒に勉強した人たち、その後もたくさんの人との出会いがありました。誰から見ても意味がなく合理的に見えなくても、やってみると、意味のないことはないんだなと思えたそんな出来事でした。

 

ワインスクルールでの経験は興奮の連続でした。その辺りの話はまた今度。