モエレ沼花火大会2022に行ってきた
札幌市東部に位置する「モエレ沼公園」で開催される「モエレ沼芸術花火」に行ってきました。
モエレ沼芸術花火2022
今年で10回目の開催。「イサムノグチ」が設計したモエレ沼公園。芸術性に富み、公園内の山や建造物、全体で一つの芸術作品のようです。そのモエレ沼公園で開催される「モエレ沼花火大会」、今年で10回目の節目の開催です。
モエレ沼芸術花火の特徴は以下の点です。
- チケット制
- 公園の起伏や奥行きをを生かした立体的な花火大会
- 音楽との相性がバッチリ
チケット制
今でこそ増えてきてますが、北海道でチケット制の花火大会はモエレ沼花火大会が初めてだったと記憶してます。当時、とても画期的だと思いました。なぜかと言うと、花火大会は混雑するもの、いい場所で見たかったら昼間早くから席取りが必要というのが当たり前だったからです。チケットさえあれば、必ず席が確保されているので、安心感が違います。
くわえて、広告が少ない。というか、花火の間に広告がない。花火が始まると一つのショーとして見てられると言うことです。無料の花火大会はスポンサーが必要で、スポンサーは広告してもらうためにお金を出すわけですから、当然と言えば当然です。
公園の起伏や奥行きをを生かした立体的な花火大会
世界的な彫刻家「イサムノグチ」が全体の基本設計を手掛けた公園です。2005年にオープンした比較的新しく、敷地内には山や噴水、遊具や野球場などが広大な敷地に整然と配置され、一つの芸術作品として、市民に愛されている公園です。
花火大会の多くは河川敷など平坦な場所で開催されますが、モエレ沼芸術花火は、山や奥行きを活かしているので、花火師たちも他ではない見せ方を考え抜いていることが、見ている側でも感じられます。
打ち上げ数は約15000発です。全国的に見て、多くはないかもしれません。ただし、打ち上げ数だけではない、見た時の楽しさや高揚感は、全国的に有名な花火大会に勝るとも劣るのではないかと勝手に思っています。(全国の花火大会行ったわけではありません。。)
音楽との相性がバッチリ
滞空時間や残像高を計算に入れ、1/30秒単位でコントロールされていると言う花火は、音楽のメロディーやリズム、歌詞や盛り上がりに合わせて緻密に設計されています。むしろ、曲を花火が盛り立てていると感じる時すらあり、花火も音楽もどちらも主役といった感じがします。
選曲は、ノリの良い若者向けと言うよりかは、老若男女がみな楽しめるそんな感じです。花火師たちの熱い想いを乗せて選曲されたものなのでしょう。
公式HPより引用:モエレ沼芸術花火2022|札幌市|モエレ沼公園
注意すべき点
そんなモエレ沼芸術花火ですが、注意すべきは「寒さ対策」。9月初旬に開催されることが多いですが、北海道の9月の夜は寒いです。若者は浴衣でみたりもしてますが、正直それでは寒いです。
北海道外から来られる方は、特に注意が必要です。花火大会で寒さ対策が必要とは、想像だにしないでしょうから、その点だけは留意して花火大会を楽しんでいただけたら嬉しく思います。
まとめ
- お金を払ってもゆっくりみたい人にはオススメ
- 公園の造形を生かした独特な花火大会
- 音楽との相性がバッチリ
そんな花火大会です。(熱く語りましたが、関係者ではございません。)