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【スコッチ】ラフロイグ10年

これほど好き嫌いの分かれるお酒はないんじゃないでしょうか⁉︎ 独特な正露丸のような香りが大っ嫌いな人もいれば、これじゃなきゃというくらい熱烈なファンがいるのもラフロイグです。そんなラフロイグをご紹介します。

 

スコッチ

スコッチは、イギリス スコットランド地域で製造されるウィスキーです。イギリスの北部にあり、気候は非常に冷涼です。北緯49〜61度で、北海道(北緯41〜45度)よりかなり北にあるので、寒さは夏でも防寒着が必要な時があると言われています。

スコッチの特徴の一つに「スモーキーな香り」な香りが挙げられます。麦芽を乾燥させる際に燃焼させる「ピート(泥炭)」由来で、煙のような独特な香りがウィスキーにも影響します。

スモーキーな香りの強さは、スコットランドの中でも変わってきますが、特に強いと言われるのがアイラ島のスコッチです。その中でも有名な蒸留所が「ラフロイグ」です。

 

ラフロイグ

単一の蒸留所の原酒から造られるシングルモルトです。英国皇室御用達で、元チャールズ皇太子、元イギリス国王のチャールズ3世も愛飲され、自ら買い付けに行くほどと言われています。品質の高さは、折り紙付きです。

ラフロイグ蒸留所はアイラ島の海岸沿いにあります。ラフロイグはスコッチの特徴であるスモーキーな香りを最も表しているお酒と言っても過言ではないでしょう。さらに、熟成期間は樽の中にありつつも、大西洋からの潮風の影響を受けます。これが海藻や潮の香りをもたらします。

スモーキーさは時に薬品を思わせます。自分は正露丸の匂いが近いと思います。正露丸に海藻に塩の香り。聞いただけでマズそうですね。実際、嫌いな人がたくさんいます。自分も昔は大嫌いでした。ところが、年齢を重ねるにつれ趣向が変わってきて、今は欠かせないお酒です。

味わいは、オイリーで濃厚です。そして、正露丸や海藻や潮の奥に、実はバニラのような甘さやリンゴっぽいニュアンスを感じとることができます。クリームのようななめらかさに加え、複雑な香りと味わい。これが、ラフロイグに熱烈なファンが多い理由だと思います。

 

大人のお酒

「他人を寄せ付けない雰囲気があるものの、実は心優しき人」そんな印象のお酒です。尖っているが芯があり、他に替えが効かない魅力があります。

飲む人を選ぶお酒とも言えるでしょう。若い人が飲むとかなりの確率で超まずいと言うと思います。様々なものを味わい、独特な風味を楽しめるようになる大人がハマるお酒です。

ストレートでゆっくりと味わいながら飲むのが一番おいしいと思います。ただ、ハイボールにしても旨い!これは是非ためしてもらいたいです。

スコッチには、他にも大人を魅了するものが多数あります。また別の機会にご紹介していきたいと思います。