【赤ワイン】サルジェ・ド・グリュオ・ラローズ 2018 ボルドーワイン
メドック格付け2級のグリュオ・ラローズのセカンドワイン「サルジェ・ド・グリュオ・ラローズ」を開けたので、レビューしたいと思います。
メドック格付け
フランス ボルドー地方 メドック地区のシャトー(生産者)の格付けです。メドック地区は、ボルドー地方を代表する高級ワインの生産地です。1級から5級まで、全61シャトーが格付けされています。1級はわずか5つで「5大シャトー」と呼ばれ、世界から賞賛と憧れのワインになります。
メドック地区の中でも有名な産地は4つ。サンテステフ、ポイヤック、サンジュリアン、マルゴーです。ワインエキスパート試験では、61シャトー全て覚えるよう勉強しました。勉強は試験のためだけにあらずで、ワイン好きならぜひとも知っておきたい知識です。
61シャトー全ての名前と格付けを覚えるのは大変なので、上記4生産地の有名シャトーを押さえておくだけでも良いと思います。有名シャトーは、別の機会にご紹介したいと思います。
サルジェ・ド・グリュオ・ラローズ 2018 価格4180円
メドック地区 格付2級シャトー、グリュオ・ラローズのセカンドワインです。 生産地はサンジュリアンになります。
シャトーには、そのシャトーを代表するファーストワインがあります。セカンドワインは、樹齢が若いブドウから作られたり、別の区画のブドウから作られたりするだけで、手間暇や製造スタイルなどはファーストワインと同様な部分が多く、味わいや特徴はファースワインに近いものです。
価格が抑えられ、飲み頃も早く訪れるため、高品質な格付ワインを割とカジュアルにいただくことができる庶民にはとてもありがたい存在です。
前置きが長くなりましたが、レビューします。
外観は、深いガーネットの色合いです。2018年なので熟成を表すレンガ色は感じられません。
香りは、ブルーベリー、カシス、コッペパン、インク、墨汁など複雑で、優雅です。この時点で、素晴らしいボルドーワインであることは、間違いないと確信できます。
味わいは、なめらかなタンニン、コクがあり酸味とのバランスが良いです。旨味も感じられ、余韻が長く、一口飲んだだけで幸せになれました。2018と若いワインですが、セカンドワインであることから今がちょうど飲み頃と感じます。
あえて言うとすると、力強さが少し足りないかなと感じました。ファーストワインは、この点もっと力強く、熟成には時間がかかるのでしょうが、飲み頃になった時の美味しさはとてつもないものだろうなと想像できた次第です。
しかしながら、しっかりした味わいなのに、身体にスッと入るようなスムーズさは良いワインである証です。飲むタイミングでも味わいの変わるワインは、まさに一期一会で、その瞬間しか味わうことのできない刹那的な輝きがあります。ワインが人を惹きつける大きな要因だと思います。
まとめ
- 美味しいワインが飲みたいときには是非!
- ボルドーの格付シャトーワインがリーズナブルに楽しめます
- ブルーチーズにもぜひ合わせてみて欲しい
- サンテステフ、ポイヤック、サンジュリアン、マルゴーそれぞれの味わいの違いがわかるようになりたい
サルジェ・ド・グリュオ・ラローズ 2018
生産地:フランス ボルドー地方 メドック地区 サンジュリアン
生産者:シャトー グリュオ・ラローズ
ブドウ品種:カベルネソーヴィニョン主体、メルロー、カベルネフラン
味わい:滑らかなタンニン、旨味、余韻長い
香り:ブルーベリー、カシス、コッペパン、インク、墨汁など複雑で優雅
価格:4180円(税込)
点数:4.2(5点満点) ※点数は自己評価です。