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ISM非製造業景況指数(8月)レビュー

「ISM非製造業景況指数(8月)」が発表されたので、レビューしたいと思います。

 

ISM製造業景況指数とは?

 米供給管理協会(ISM)が発表する非製造(サービス)業の総合景況指数です。先に発表される製造業景況指数に続き、注目度の高い指標です。

 ISMが非製造業企業350社の購買担当役員に新規受注、在庫、価格、雇用などの項目について、前月と比較して改善したかヒアリングしたもの。10項目のうちの4項目、経済活動、新規受注、雇用、入荷遅延について、季節調整をかけた上で総合指数を算出します。50%を上回ると景況が良く、50%を下回ると悪化していることを表していると言われています。

 

8月のISM非製造業景況指数 発表値

総合指数 56.9 (市場予想55.0%、前月56.7%)

 

 低いものの目安の50%を超えており、金融引き締めによる景気悪化が懸念される中、製造業に引き続き非製造業も景況感は底堅い結果となりました。市場予想を上回り、新規受注の指数も年初来高値に上昇です。

 こちらも製造業同様、インフレ原因の一つと言われている原材料コストの指数は低下しており、インフレ沈静化の兆候も見えてきています。ただし、高水準であることは継続中なので、早合点は厳禁です。

 

まとめ

  • サービス業に対する需要は依然力強い
  • 原材料コストが下がり、インフレ沈静化の兆候もチラリ