これは旨い|キリン スプリングバレー
キリンビールの「スプリングバレー」。初めて飲みましたが、「この味わいを缶ビールで出せんるんか!?」そんな驚きがありました。
スプリングバレー |キリンビール
プレミアムビール市場で遅れをとっていたキリンビール。サッポロビールのエビスやサントリーのプレミアムモルツなどに対向するラインナップがないように思っていましたが、このスプリングバレーは一気に越えたかもしれません。
味わいは、まさに地ビール(クラフトビール)です。一番の驚きは、液体の滑らかさ。コクと旨味があるのに尖った部分がなく、スッと身体に染み渡ります。なんと言う心地よさ。ビール醸造所直営のレストランで、出来立ての地ビールを味わっているようなそんな感覚に襲われました。
500mg缶で360円くらいとけっして安くはないですが、居酒屋で中ジョッキ650円とか普通になってきている時代、360円でこれだけのものを飲めるのは逆にお得なのでは?そんな考えとともに、飲む自分を正当化したくなります。
SPRING VALLEY BREWERY(スプリングバレー・ブルワリー)
キリンのホームページによると、1870年 日本のビールの創世記、日本初の醸造所、それが「SPRING VALLEY BREWERY(スプリングバレー・ブルワリー)」とのこと。1870年といえば明治2年。江戸時代が終わって2年も経っていません。そんな中、文化も欧米のものを取り入れて近代化していこうという時代背景です。
当時の志を受け継ぎ、原料・製法も一切の手加減なしで作られ、その名を冠したビールが「キリン スプリングバレー」です。こういった背景や志・想いに自分は特に弱いですが、これはいいビールができたなと正直に感動しました。
旨いビールが飲みたい、そんな時におすすめのビールです。
東京 代官山や京都にSPRING VALLEY BREWERYの直営レストランがあるようです。近くに行く用事がある時は、ぜひ行ってみたいと思います。