岩手 若手醸造家の魂|AKABU 純米吟醸
いつも自宅に数本ストックしているお気に入りの日本酒をご紹介します。岩手の日本酒「AKABU 純米吟醸」です。
AKABU 純米吟醸 720ml 価格 1,980円
岩手県の赤武酒造の「AKABU」シリーズの純米吟醸です。他にも「純米」や「大吟醸」、その他いろいろとラインナップがあります。自分が飲んだ中で、一番好みなのが「純米吟醸」でした。
フルーティな華やかな香りとすっきりとした飲み口。とても飲みやすく、日本酒が苦手な友人も美味しいといっていました。吟醸香が強すぎると、場合によっては飲み疲れたり、料理に勝ちすぎたりすることもありますが、AKABU 純米吟醸はバランスが良く料理の味わいを邪魔することはありません。
もともと、お寿司屋さんでいただいたことがきっかけで知ったお酒です。単体でもとても美味しいにもかかわらず、繊細なお寿司の味を引き立てていたことから、このお酒のファンになりました。
エチケットがかっこいいです。サムライが描かれています。
「復活の蔵」|赤武酒造
このAKABUシリーズをつくったのは、なんと、当時22歳であった若者です。岩手県大槌町に蔵のあった赤武酒造は、2011年 3.11東日本大震災で壊滅的な打撃を受けました。震災復興プロジェクトの支援もあり、同じ岩手県の盛岡市内で復活することができました。
新しい蔵での造りが始まったころ、当時、東京農業大学の学生だった長男が加わわりました。彼は、全国きき酒選手権 大学対抗の部で東京農大を優勝に導いた立役者でした。酒蔵の産まれで農大に通い、確かな味覚を持ついわばサラブレッド。生まれ故郷の酒蔵を復活させたいそんな思いで戻ったのでしょうか。想像が膨らみます。
「日本を代表する名酒を造りたい」
そんな思いから造られたという新銘柄「AKABU」シリーズ。実際に美味しいんですが、造り手の熱い思いがより一層お酒を美味しく感じさせるんだと思います。これからも応援したい、そして日本を代表する名酒となって、世界の人たちから愛されるお酒になってほしいです。
AKABU 純米吟醸
生産者:赤武酒造