カルヴァドスの名店 バー モデルノ|ススキノ
ススキノにあるバー モデルノ。カルヴァドスの品揃えでは、おそらく札幌一のバーだと思います。カルヴァドス愛に溢れるマスターのいる良きバーだったのでご紹介します。
カルヴァドス
りんごや梨を原料とした蒸留酒で、アルコール度数は40度以上と高めです。世界3大ブランデーの一つと呼ばれています。残り2つは、ブドウを原料としたコニャックとアルマニャックです。
アップルブランデーの中でも、カルヴァドスはフランス北西部 イギリスとの海峡に近いノルマンディー地方で造られたもののみが名乗ることができます。フランスのAOC(原産地呼称制度)で、りんごの収穫から蒸留・熟成まで法律で生産方法が守られています。
特徴は、華やかな香り、複雑さ、フルーティーな口当たり、さわやかな酸味、余韻の長さにあります。ある程度食事が済んだけどもう少し飲みたい時など、デザートやチーズにカルヴァドスを合わせると美味しくいただけます。ウィスキーが好みでない方も、カルヴァドスなら飲める人もいるので、機会があればぜひ飲んでみてください。
バー モデルノ|すすきの カルヴァドスの名店
札幌市中央区南6条西3丁目 第8桂和ビルの7階にあります。カウンター10席とテーブルが1つ。カウンターの中にはマスターひとりです。お酒はカルヴァドス中心ですが、スコッチなどもありました。今では入手困難なお酒も多数ラインナップされておりました。
マスターのカルヴァドスへの愛情はハンパないです。丁寧にお酒の説明をしてくれるのが、教養が広がってありがたいです。適度な距離感をとってくれるので、とても居心地が良かったです。
一人で行くもよし、二人でじっくり話したい時もいい、大人がゆっくり楽しめるお店です。あと特徴として、ターンテーブルがあり、アナログならではの柔らかな質感の音楽を楽しむことができます。
ハイボール|ルコント ペイドージュ 5年
贅沢にハイボールでいただきました。薄いグラスが嬉しいです。ウィスキーと違って酸味があるので、ハイボールにするととてもさわやかな味わいになりました。食事のあとの口の中をさっぱりとしてくれます。香りを楽しみながら、じっくりと味わうことのできるハイボールです。
メゾン・ルコントの蒸留所は、ペイドージュ地区の中心にあるクレソン村にあります。ペイドージュ産のリンゴだけを原料とし、50〜60種類のリンゴ使用しているようです。(そんなに種類があるとはしらなかった) オーク樽で5年熟成され、はれて出荷されます。
ピエール・ユエ コルドン オール
ピエール・ユエの蒸留所は、ペイドージュ地区のカンブルメール村にあります。高品質少量生産主義で、ポールボキューズやタイユヴァンなどの超有名レストランにラインナップされているそうです。
コルドン オール、30年熟成です。ストレートでいただきました。入手し保管されていた年月も考えると、果たしていつ収穫されたリンゴで造られたのか・・想像が膨らみます。
香りは、りんごのフレッシュさと言うよりはもはやリンゴ飴。オーク樽からであろうバニラ香なども複雑に絡みあっています。びっくりするのが、香りの余韻の長さ。一口含み、鼻から香りが抜けていった後もしばらく良い香りが残ります。すごい。初めて知る世界。年を重ねても新しい発見があることがとても嬉しい。
これは、絶対にストレートで飲むのがオススメです。
まとめ
札幌でカルヴァドスを楽しむなら絶対にオススメのお店でした。自宅では、スコッチがほとんどですが、カルヴァドスも揃えて秋の夜長に楽しもうと誓った夜でした。(美味しかった〜)
お店情報
バー・モデルノ
札幌市中央区南6条西3丁目 第8桂和ビル 7階
営業時間 21時〜5時
定休日 日曜日、月曜日