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米消費者物価指数(CPI)9月発表|インフレおさまらず

消費者物価指数(CPI)9月分が発表されたので、レビューをしていきます。

 

 

総合・コアともに市場予想を上回り、インフレ圧力が高まっていることが示された結果となりました。特に、価格変動の大きい食品やエネルギーを除くコア指数が、前年同月比で6.6%、前月と比べても0.3%上昇しています。中でも、住居費と医療が上昇しています。

住居費は一度上がると下がりずらいため、インフレが高止まってしまうことが懸念されます。

 

市場の反応その① 次回FOMC 0.75%利上げ観測

CPI発表前まで、次回11月のFOMCでは0.5%の利上げになる予想がメインでした。6月、7月、9月と、通常の3倍である0.75%利上げが3連続実施され、インフレ沈静化が期待され11月は0.5%の利上げに収まるのではといった見方が大半でした。

9月のCPI発表により、インフレ鈍化の傾向は見られずむしろ上昇傾向にあるため、4回連続の0.75%利上げになるのではないかとの観測です。

 

市場の反応その② 株式市場 謎の上昇!

10月13日朝方のCPI発表後、下落していた株式相場が持ち直し、引けではS&P500で+2.60%と急上昇しました。長期金利は、3.95%と上昇しています。

通常、インフレ上昇傾向から金利引き上げ予想、そして金利引き上げに伴う景気悪化が想定されますので、株式市場は下落するものと考えるのが一般的だと思います。ところが、上昇しました。原因は定かではありませんが、株式の割安感から押し目買いが入ったのかも知れません。

 

まとめ

・インフレ上昇。コア指数上昇が顕著。

・次回FOMC 0.75%理上げ観測がメインに

 

 

株式市場は上昇しましたが、一層の金利引き上げが予想される中で株式がこのまま上昇していくことは考えずらいと思います。自分は焦らず、守りの姿勢継続で挑みます。(それにしても株式投資はむずかしいな〜)