好奇心マイスター

ワインとグルメと投資のブログ

ワイン素人サラリーマンがワインスクールに通ってみた5

突如としてワインスクールに通い始めたワインど素人のサラリーマンが、そこで得られた学びや出来事などをお伝えしていくシリーズです。



「ワインは難しい」、「まずワイン名を覚えられない」、そんな経験ないでしょうか?そもそもラベル(エチケット)も読めないし、筆記体だし、もしかしたら英語ですらないのでは?

そんな状態で、覚えることを放棄するのが多くの人ではないかと思っています。かくいう自分がそうだったので。

 

ワインを難しくさせているのは、ワイン名が覚えづらいことがお大きな要因だと思います。今回は、ワインスクールに通ってワイン名に共通の法則があることを学んだので、それをお伝えしようと思います。

 

この記事を読むことで、ワインを記憶したり、ラベル(エチケット)を見ることでワイン選びに役立てることができると思います。それでは、まいりましょう。

 

ワイン名はどうつけられているか

結論から言うと、ワイン名には大きく3つの種類があります。

01 原産地呼称

02 生産者

03 オリジナル(独自の名前)

 

そもそも、「ワイン名=独自の名前」とは限らないんですね。ここが混乱させる1番の要因だと思います。ワイン名には、3つの種類があるってことを知ってるだけで、まずはクリアです。それでは、一つずつ確認していきましょう。

 

ワイン名の付け方① 原産地呼称

いきなり挫けそうになりますね。でも、がんばりどころです。

原産地呼称とは簡単言うと、ワイン産地のブランドです。ワインは、生産される国や地方、地域や畑などにより、味わいが変わる農産物です。例えば、フランスのブルゴーニュ地方で作られたワイン名には「ブルゴーニュ」と記載できますが、どこか別の地域で作られたワインには、「ブルゴーニュ」と記載できないよう法律で保護されています。

これは、有名産地の知名度にあやかり、粗悪なワインを流通させることがないようにするためのものですね。

原産地呼称を名乗るには、品種や生産方法など、法律を遵守しなければなりません。原産地呼称を名乗れると言うことは、一定の品質基準をクリアしてることの証明でもあるのです。

エチケットを見ることで、どこの地方、畑で生産されてるかがわかるので、ある程度の知識をもっていれば、味の想像ができます。ワインを選ぶ際に安心して選ぶことができるのが、原産地呼称がワイン名になった場合のメリットですね。一方でデメリットは、同じ原産地呼称のワインでもいろんな生産者がいて、味も価格も千差万別なところでしょう。ここは、飲んだ数がモノをいう世界ですね。

 

原産地呼称がワイン名になっていることが多いのが、フランス ブルゴーニュ地方のワインやイタリアワインです。フランスでもボルドー地方は、次の生産者名がワイン名になっていることが多いのです。同じ国でもワイン名の付け方が異なるってことを知っていると混乱しなくて済みますね。では、次いってみましょう。

 

ワイン名の付け方② 生産者

有名なところだと、フランス ボルドーです。「シャトー ラフィットロートシルト」、「シャトー マルゴー」など、シャトー(生産者)がそのままワイン名になっています。ちなみに、シャトーとは、ボルドー地方において、ブドウ畑を所有し、栽培・醸造・熟成まですべての製造を行う生産者をいいます。フランス語でシャトーは、「お城・大邸宅」の意味です。その通り、ボルドー地方のシャトーはお城のように立派です。

 

ボルドー地方の中でも特に高級ワインの産地として知られるメドック地区では、シャトーに独自の格付けがあります。1級から5級まで全61シャトーが格付けされており、格付けされているだけでもすごいことです。

1級はわずか5つで「5大シャトー」と呼ばれ、世界から賞賛と憧れのワインです。つまり、シャトーそのものがワインの品質を表していると言えるでしょう。格付けを知っていれば、ワインを選ぶ際にも大いに役に立ちますし、飲んだ時の喜びも増すと思います。

 

ワイン名の付け方③ オリジナル(独自の名前)

おもにニューワールドのワインに多いのが、オリジナル(独自の名前)です。歴史が浅い分、原産地や生産者名をワイン名にしても、その品質が分かりずらいという面もあると思います。

 

カリフォルニアワインだと、「オーパスワン」や「スクリーミングイーグル」、「ハーランエステート」など。有名になるまでが大変ですが、一度知名度を獲得すれば、唯一無二の存在として、世界から認知されます。

 

まとめ

▼ワイン名は大きく分けて3パターン

 原産地呼称(AOC):フランス ブルゴーニュ地方やイタリアなど

 生産者名:フランスボルドー地方など

 オリジナル(独自の名前):ニューワールドに多い

 

ざっくり、3種類あってどれなのかなと思いながらワインを選んでみると、少しずつ記憶に残っていきます。頭で理解したあと、味わって感覚を積み重ねていくと、どんどん理解が深まっていきます。少しの知識がお酒をより美味しくします。このブログでそのお手伝いができれば何よりです。