チャーミングなイタリア白ワイン|トッレ ヴィナリア アブルッツォ ペコリーノ
カルディで購入したイタリアの白ワイン。イタリアの中部アブルッツォ州で造られるとてもチャーミングなワインでした。
ペコリーノ|ブドウ品種
白ブドウ。主な栽培地域はイタリア中部のアブルッツォ州とマルケ州です。生産量は多くないため、イタリア以外のペコリーノはこれまで出会ったことがありません。イタリア語で羊を息する「Pecora(ペコラ)」が語源で、羊飼いたちがよく食べていたからと言われています。
自分が持っているペコリーノの印象は、「リーズナブルだけど華やかな香り」です。
トッレ ヴィナリア アブルッツォ ペコリーノ 965円
生産者は、カンティーナ フレンターナ。イタリアの中部アブルッツォ州で造られています。
外観は、レモンイエローで輝きがあり、ディスクは中程度です。香りは、パイナップル、メロン、洋梨の香り。南国のフルーツ間満載です。味わいは、果実味豊かですが酸味がしっかりしているのでさわやかです。一方、ボリュームがありリッチな印象を受けます。常温よりも少し冷やして飲むのがおすすめです。
ゴージャスではないですが、南国フルーツの華やかな香りと、爽やかさを兼ね揃えたとてもチャーミングなワインでした。
トッレ ヴィナリア アブルッツォ ペコリーノ 2020
生産地:イタリア アブルッツォ州
生産者:カンティーナ フレンターナ
ブドウ品種:ペコリーノ
香り:パイナップル、メロン、洋梨
味わい:果実味、酸味、ボリュームあり
価格:965円(税込)
点数:3.4(5点満点) ※点数は自己評価です。
セイコーマートで買えるスパークリング|エイブラー エクセレンス クレマン
北海道のコンビニエンスストア「セイコーマート」では、スパークリングワインのラインナップも充実しています。その中の一つ「クレマン」です。
クレマン・ド・ボルドー
「クレマン」とは、シャンパンと同じ瓶内二次発酵で手間ひまかけて造られるフランスのスパークリングワインです。フランス国内でも限られた8地域でのみで生産することができます。その中の一つがボルドー地方で、ボルドー地方のクレマンが「クレマン・ド・ボルドー」です。
ブドウ品種は13種類が認められています。3種類のシャンパンと比べるとかなり多いですね。その分、造り手によって多様にブレンドされるので、味わいの多様になるのがクレマン・ド・ボルドーです。
価格はシャンパンに比べてかなりリーズナブルです。瓶内二次発酵できめ細やかな泡を気軽に楽しみたい時、クレマン・ド・ボルドーやスペインのカヴァがおすすめです。カヴァの方がよりリーズナブルなものが多い気がします。
エイブラー エクセレンス クレマン 1,500円
生産者は、サス・セリーン。重厚なボトルと、瓶自体にエンブレムが刻印されています。とてもゴージャスな感じです。これが1,500円だとは、知らない人は思わないでしょう。
品種はなんと、カベルネフランです。黒ブドウで赤ワインでしか飲んだことがありません。香りは、白い花、桃、かすかにハチミツ。味わいは、泡がきめ細かくて柔らかな口当たりです。複雑性や余韻などはあまり感じられないですが、1,500円でこの味わいはリーズナブルです。ただ、先日飲んだカヴァが768円だったので、より気軽にスパークリングを飲みたいときは、セイコーマートでカヴァの選択も十分楽しめると思います。こちらは見た目の良さもポイントになりますね。
エイブラー エクセレンス クレマン
生産地:フランス ボルドー地方
生産者:サス・セリーン
ブドウ品種:カベルネフラン
香り:白い花、桃、かすかにハチミツ
味わい:泡はきめ細かい、リンゴ
価格:1,500円(税込)
点数:3.5(5点満点) ※点数は自己評価です。
カルディで買えるイタリア赤ワイン|トッレ ヴィナリア モンテプルチアーノ ダブルッツォ
カルディで購入したイタリアの赤ワイン。モンテプルチアーノ ダブルッツォは、イタリアの中部アブルッツォ州で造られる果実味あふれる力強いワインです。
モンテプルチアーノ ダブルッツォ
モンテプルチアーノはブドウ品種です。「アブルッツォ州で造られたモンテプルチアーノのワイン」という意味になります。イタリア中部ではトスカーナ州のキャンティが有名ですが、モンテプルチアーノ ダブルッツォも国際的に名の知れたワインです。味わいは、タンニンが豊富で果実味が中心で力強いのが特徴です。
トッレ ヴィナリア モンテプルチアーノ ダブルッツォ 965円
生産者は、カンティーナ フレンターナ。色合いは、深みのあるガーネット、濃い色調です。香りは、レーズン、樹木、インク、ブラックペッパー。味わいの第一印象は、やや収斂性のあるタンニン(口の中が乾くような感覚)で力強いです。凝縮した果実味。一方、厚みは中程度で、そこまで重たくはない感じです。あえていうと、複雑性やエレガントさはあまり感じませんでした。気軽に飲めるデイリーワインだけど、力強いワインが飲みたい時におすすめです。個人的には先日飲んだキャンティの方が好みでした。今後、他の作り手のモンテプルチアーノ ダブルッツォも試してみたいですね。
トッレ ヴィナリア モンテプルチアーノ ダブルッツォ 2018
生産地:イタリア アブルッツォ州
生産者:カンティーナ フレンターナ
ブドウ品種:モンテプルチアーノ
香り:レーズン、樹木、インク、ブラックペッパー
味わい:やや収斂性のあるタンニン、凝縮した果実味、厚みは中程度
価格:965円(税込)
点数:3.3(5点満点) ※点数は自己評価です。
セイコーマートで買えるおすすめスパークリング|カヴァ グランバロン ブリュット
北海道のコンビニエンスストア「セイコーマート」では、スパークリングワインのラインナップも充実しています。その中の一つ「カヴァ」です。
カヴァ
シャンパンと同じ「瓶内二次発酵」という手間のかかる製法で作られるスペインのスパークリングワイン「カヴァ」。瓶内二次発酵のワインは、瓶の中で時間をかけて二次発酵されるので、泡がきめ細かいのか特徴です。泡がきめ細かいと、口含んだ時にしっとりと柔らかな口当たりになります。
スパークリングワインの発酵方法はその他に、タンクで二次発酵させる「タンク方式」やスティルワインに炭酸ガスが注入される「炭酸ガス注入方式」などがあります。いずれも瓶内二次発酵に比べて大量生産できたりコストが安くすることができます。その分、泡のきめ細かさでは瓶内二次発酵に分があります。カヴァは、手間のかかる瓶内二次発酵でも、価格が比較的リーズナブルなありがたいスパークリングワインです。
カヴァに使用できるブドウ品種は、以下の9種類です。
▼白ブドウ
マカブー、チャレッロ、パレリャーダ、シャルドネ、スビラ・パレン
▼黒ブドウ
ガルナッチャ、モナストレル、トレパ、ピノ・ノワール
※太字は主要品種です。
カヴァ グランバロン ブリュット 768円
さすがセイコーマート。コスパ抜群です。いくらカヴァでもお安いです。それでも味はしっかりしています。香りは、リンゴやメロンの香りです。泡はきめ細かく、口当たり良いです。アフターに苦味を感じます。シャンパンのようなイースト香はなく余韻も長くはありませんが、この価格でこの味わいはコスパ良いと思います。
スパークリングの良いところは、料理を選ばないところです。お寿司など魚介系から肉、和食や洋食、家庭料理まで寄り添ってくれます。季節を選ばないので、夏に屋外で飲むのもよし、冬に暖かい自宅でナベをつつきながら飲むのもよし。とにかく気軽に楽しく飲めるカヴァです。
カヴァ グランバロン ブリュット
生産地:スペイン
生産者:ヴァルフォリモサ
ブドウ品種:チャレッロ40%、マカベオ30%、パレリャーダ30%
香り:リンゴ、メロン
味わい:泡はきめ細かい、リンゴ、アフターに苦味
価格:768円(税込)
点数:3.5(5点満点) ※点数は自己評価です。
約5年ぶりの再訪 新富町カジュアルフレンチ|ビストロ B.V.
ひさびさの東京出張。美味しいお酒を求めて一人街へ繰り出しました。行ったお店は、約5年前に行って美味しかった記憶のある新富町の「ビストロ B.V.」です。
ヨーロッパにあるようなおしゃれな佇まいです。
グラスワイン メニュー
スパークリングから赤まで各種グラスでオーダーできます。
【泡】サン・メラン・ブリュット NV
フランス ブルゴーニュのスパークリングです。シャンパンと同じ瓶内2次発酵です。12ヶ月以上セラーで熟成され、デゴルジュマン(澱を取り除く作業)され、リリースされます。ブドウ品種は、ピノノワール、シャルドネ、アリゴテ、ガメイ。アリゴテ、ガメイが入っているのが、シャンパンと大きく違いますね。白い花、トースト香も若干します。りんご酸系ですっきりします。仕事の疲れをさっと取ってくれるようです。
イベリコ豚のパテ ド カンパーニュ
ボリュームがあります。これを前菜1品目、一人でいただけるのは幸せです。まずは、何もつけずにいただきます。みっちりと詰まった豚肉とレバー。肉の旨味と程よい脂が口の中に広がります。レッドペッパーがアクセントとなり、飽きさせません。マスタードと一緒にいただくとこれまた美味です。付け合わせのピクルスがシャキッとした食感とサッパリとした酸味でまた食欲をそそります。スパークリングワインとよく合いました。
【白】イタリア トスカーナ|カブレオ ラ・ピエトラ 2018
シャルドネ100%。キャンティ クラシコ地区で造られる白ワイン。キャンティ クラシコといえば、サンジョベーゼの赤ワインが世界的に有名です。一方で、ワイン法や従来の格付けの枠にとらわれず、美味しいワインづくりを目指した高品質なトスカーナ地方のワインを「スーパータスカン」と呼ばれます。イタリアワイン法では低ランクのVdTやIGTに属すものの、最高ランクであるDOCGワインを上回る品質の良さから、世界的に評価が高く、人気があります。
カブレオ ラ・ピエトラはまさにそんなワインでしょう。格付けは、IGTトスカーナと低格付けですが、味わいはブルゴーニュの高級白ワインを思わせるものでした。
外観は、黄金の色調でエッジに厚みがあります。香りは、ハチミツ、白い花、ボンド、樽香など複雑です。味わいは、ミネラリーでありつつも酸がおだやかでボリュームを感じ、とてもエレガントな感じです。ピュリニーモンラッシェのシャルドネのようです。余韻の長さ、香りの持続性は中程度で、高級ワインとの差はありますが、グラスでこの価格で飲めるのはとてもありがたい。ひさびさの高級ワインの感覚に心躍ります。
エビとマッシュルームのアヒージョ
香り高いオリーブオイルにスパイスが効いていて、いい味付けです。バゲットにオリーブオイルを染み込ませてたべても美味い。。おもわず、店員さんのすすめるがままに、バゲットを2回もおかわりしてしまいました。
【赤】マスカットベーリーA 2022新酒
日本のヌーボー(新酒)ですね。マスカットベーリーAはひさびさです。今年収穫されたワインをすぐに飲める嬉しさがあります。味わいは、予想以上でした。正直、新酒をありがたくいただくという点で価値があると思いつつも、味わいはさほど期待はしていませんでした。ところが、美味しいです。色合いは淡く、ピノノワールのよう。独特のキャンディ香が満載です。軽やかですが、骨格がしっかりしています。飲みやすく、これはこれでありだと思います。新種侮るべからずです。
山形県産 ブーミン豚 肩ロースのロースト 200g
メインディッシュの登場。これはもう最高です。口に入れて噛んだ時の柔らかさ、繊維の切れる感じ、溢れ出す旨味。。肉質、火の通し具合、どれをとってもすばらしいです。こちらのお店に来たら絶対オーダーしたい1品です。
【赤】南アフリカ カベルネソーヴィニョン|ル・リッシュ リッシェス 2018
カベルネソーヴィニョン主体でメルローとカベルネフランがブレンドされた、まさにボルドースタイルの南アフリカワインです。フレンチオークでの20ヶ月間熟成と抜かりありません。
香りは、ブルーベリー、インク、コッペパンなどまさにボルドー。味わいはとてもジューシーで力強く、タンニンは程よくソフトです。豚肉と良いペアリングを堪能できました。
とにかく料理もワインも大満足なお店です。予約はほぼ必須です。自分がいる間で3組ほど予約なしで訪れていましたが、いずれも入店できずでした。席を詰めれば入れなくもないなと思いつつも、料理をベストなタイミングで出すには必要以上に人を入れないということなんだと思いました。店主(と思われる)人の仕事への情熱が、料理やワイン、そしてサービス全てに行き渡っている、そんな感じのお店です。
ビストロ B.V.
東京都中央区新富1-3-15 京橋プリズムビル 1F
営業時間 17:30〜23:00(ランチ営業あり)
定休日 日曜日
札幌とんこつ魚介系つけ麺|麺屋 高橋
札幌ドームから歩いて行ける距離にある札幌のつけ麺有名店「麺屋 高橋」に行ってきました。
麺屋 高橋
札幌のつけ麺で美味しいお店は?と聞かれたら必ず出てくるお店です。場所は札幌ドームから国道36号線を南下し10分ほど歩いたところにあります。地下鉄福住駅からは歩いて20分以上はかかるので、車で行くことをおすすめいたします。この日は開店10:30の15分前に到着しましたが、すでに6名の方が並んでいました。
女性三人で切り盛りされていました。調理する方が2名、ホールで接客する方が1名です。店内はカウンター席と2名掛けテーブルが1つ、4名掛けテーブルが1つのこじんまりとしています。古い建物で、内装も古い建具をそのまま活用されていて、味わい深い雰囲気です。ただ、とても清潔感があり、古くても居心地のよい空間でした。
つけ麺 中(1.5玉) 880円
トンコツ魚介ベースのスープです。確認したわけではいないので個人的な印象ですが、香りは、かつおダシの香りが真っ先にしました。味わいは濃厚で、海老味噌や出汁などが複雑に絡み合います。トロッとしてるのは、トンコツが溶け込んでるからでしょうか。手間ひまかけて作られたのが伝わってきます。
麺は、うどんのような極太です。麺の入っているケースに「NAKEJIN」と記載がありました。調べてみると、北海道の麺専門メーカーです。ラーメン店と協力し、オリジナル麺をオーダーメードで作られているようです。コシがあり、濃厚なスープによく絡みます。
チャーシューが2種類入っていました。1つはサッパリ系なのでロースがモモでしょうか、もう1つはトロッととろけるような食感でおそらくバラ肉だと思います。
量は中(1.5玉)でちょうどよかったです。食べ終わったスープはスプ割りにして、最後まで美味しくいただくことができました。
ラーメンは好んで食べることは少ないですが、酒飲みとしては、この美味しいスープをリゾットにして、ワインを飲みながら少しずつつまむみたいなことができたら最高だなと思いました。ワインは、赤ワインだと魚介と喧嘩する可能性がたかいので、シャンパンかもしくはロゼを合わせたいなと妄想しながら、とても美味しくいただくことができました。
麺屋 高橋
札幌市豊平区月寒東1条19-2-72 伸光ビル 1F
営業時間 10:30~16:30
定休日 水曜日
安旨イタリアワイン|キャンティ イル・パッジオ ポッジョ・ボネッリ 2020
イタリア赤ワインの代名詞「キャンティ」の安くて旨いワインをご紹介します。
CHIANTI(キャンティ)
イタリア中部にあるトスカーナ州。州都はフィレンツェ 芸術の街です。ブドウ品種は、サンジョベーゼ主体です。キャンティには、いくつか種類があって、ノーマルのD.O.C.Gキャンティの他に、D.O.C.Gキャンティ クラシコ、D.O.C.Gキャンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネがあります。それぞれ使用できるブドウ品種や熟成年数が規定されています。
その昔、キャンティは世界で広く親しまれるワインとして地位を獲得しました。一方で、キャンティを名がつけば売れるので、安く品質の悪いキャンティが出回る時代がありました。このことを危惧した歴史ある一部の生産者は「キャンティ クラシコ」として、D.O.C.Gキャンティから独立し、高品質なワインづくりを始めたといいます。また、キャンティと名乗るには、ブドウ品種や生産方法などが規定されました。これが世界最古の原産地呼称制度の始まりだったと言われています。
キャンティには、当たりもハズレも多いのは事実です。美味しいキャンティを飲みポイントは、生産者だと言われています。本日ご紹介するポッジョ・ボネッリのキャンティは良い生産者と言って良いと思います。
キャンティ イル・パッジオ ポッジョ・ボネッリ 2020 1,177円
生産者はポッジョ・ボネッリ、イタリア シエナの名門です。ブドウ品種はサンジョベーゼとメルローです。キャンティはサンジョベーゼ70%以上の使用が規定されています。醸造コンサルタントにカルロ・フェリーニ氏が参加しています。カルロ・フェリーニ氏キャンティ クラシコのワイン造りで、数々の賞を受賞されたサンジョベーゼのスペシャリストです。
そんな名匠のつくるキャンティ、どんな味わいでしょうか。
色合いは、割と濃い色調で、ガーネットに近いルビー色。エッジが少しオレンジがかって見えました。
香りは、赤い果実、すみれ、ミネラル、しょうが、軽石、インクの複雑な香りです。
味わいは、果実味と旨味がとてもいいバランスです。しっかりとしたタンニンを感じつつも、酸味も程よく口当たりは滑らかです。コッペパンのような味わいもありました。余韻はさほど長くありません。
このキャンティは美味しいです。1,000円そこそこでこの味わいは驚きです。先日のスペイン ガルナッチャもおすすめデイリーワインでしたが、こちらも引けをとりません。エレガントではありませんが、果実味、タンニン、酸味と骨格がありながら口当たり良く、飲み疲れません。
デイリーワインとして、いつもストックしておきたいと思ういいワインです。
キャンティ イル・パッジオ ポッジョ・ボネッリ 2020
生産者:ポッジョ・ボネッリ
ブドウ品種:サンジョベーゼ、メルロー
香り:赤い果実、すみれ、ミネラル、しょうが、軽石、インク
味わい:果実味と旨味、しっかりしたタンニン、コッペパン
価格:1,177円(税込)
点数:3.9(5点満点) ※点数は自己評価です。