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米 ISM製造業景況指数(9月)が発表されました

「ISM製造業景況指数(9月)」が発表されたので、レビューしたいと思います。

 

ISM製造業景況指数とは?

 米供給管理協会(ISM)が発表する製造業の総合景況指数です。毎月第1営業日に前月の調査結果が発表され経済指標の中で最も早く速報性に優れているため、注目度の高い指標です。

 ISMが製造業企業350社の購買担当役員に生産、新規受注、在庫、価格、雇用などの項目について、前月と比較して改善したかヒアリングしたもの。50%を上回ると景況が良く、50%を下回ると悪化していることを表していると言われています。

 

9月のISM製造業景況指数 発表値

総合指数 50.9(市場予想52.2%、前月52.8%)

 

市場予想、前月値よりも下回り、製造業の景況感が下降気味となってきています。2020年5月、コロナショック最中以来の低水準です。新規受注指数が47.1と50を下回っています。

一方で、原材料コスト指数は51.7と6ヶ月連続で低下、供給網指数も52.4と低下しており、コストプッシュ型のインフレ要因が徐々に解消されてきている形です。

今後のインフレ動向が、FRBの金融政策に大きな影響を及ぼし、金融政策が景気動向に大きく影響するので、今後も注目です。

 

まとめ

  • 製造業の景況感は下降気味。特に新規受注が悪化。
  • 原材料コスト・サプライチェーンの問題が徐々に解消されている。