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1週間の経済ニュースまとめ(2022年9月12日〜16日)

経済素人サラーリマンが日経新聞を購読してから3年半。経済ニュースを中心に注目した出来事を振り返ります。

 

2022年9月12日(月)

新聞休刊日。特に注目のニュースはなし。日本時間 13日のCPI発表待ち。

 

2022年9月13日(火)

▼米消費者物価指数(CPI)8月 発表

インフレ沈静化を想定していたマーケット予想を上回る結果に。原油価格が下がるも、一度上がると下がりづらい家賃や人件費が、インフレの原因の一つであることがはっきりとした。改めてインフレとの戦いは長くなりそうだと認識した1日。

 

 前年比 総合指数 +8.3 %(市場予想+8.1%、前月+8.5%)

     コア指数 +6.3%(市場予想+6.1%、前月+5.9%)

 前月比 総合指数 +0.1 %(市場予想-0.1%、前月+0.0%)

     コア指数 +0.6%(市場予想+0.3%、前月+0.3%)

 

2022年9月14日(水)

CPIショック。13日はCPI発表を受け、S&P500で-4.3%、NASDAQは-5.5%と2020年初頭のコロナショック以来簿下落幅。9月のFOMCでは、通常の4倍の「1%」利上げ予想も浮上。ドル円は144.5円と以前円安の流れ。

 

2022年9月15日(木)

日銀 レートチェックを実施。レートチェックとは、為替介入の準備のために市場参加者に相場水準をたずねることです。止まらない円安に対しての動きですが、実際の為替介入には、日本だけでは実施できず、アメリカと折り合いをつけねばならず、難易度は相当高いと見られています。

アメリカは高インフレのため、輸入物価を抑えるドル高を歓迎している状態です。アメリからしてみれば、日本だけが今なお実施している「金融緩和」を日本が止めることで、日米の金利差が縮まり、極端な円安は抑えれると当然主張するでしょう。

日銀、政府も当然わかっているので、「円安に対して考えていますよ、安心してください」というメッセージを発信することで、国民が動揺しないようにしているのだと思います。

 

2022年9月16日(金)

WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長はコロナによるパンデミックについて、「終わりが視野に入ってきた」との発言。また、「ゴールが見えてきた。勝利できる状態にある。」とも発言。2020年3月にWHOがパンデミック宣言をして以来、約2年半が経った今、世界的に感染者数が減少してきました。

 

 

まとめ

  • 米利上げによる不況が近づいてきていると警戒感
  • コロナもいよいよ終息がみえてきた・・かも

 

あらためて世界の1日あたりの感染者数を確認すると、日本が約6万人と世界で一番多いんですね。アメリカで1万人を切っています。オミクロン前の感染者数の抑え込みに成功していた分、オミクロンで一番やられている形ですね。

欧米ではもうマスク必須じゃなくてもよい雰囲気ですね。スポーツ中継見ててもそう感じます。まだまだ安心してはいけないとは思いますが、じょじょに日常が取り戻され、気軽に人と会える日々がもうすぐだなと感じています。

 

 

札幌月寒でおすすめの中華料理屋「香月」

札幌市の豊平区月寒で美味しい中華といえば「香月」です。月寒は札幌ドームから地下鉄で一駅ほどの立地にあります。



この日は日曜日。開店の11時前にいきました。店前に6台ほど駐車スペースがあり、車を停めて開店までに時間を過ごしていたら、続々とお客さんがやってきます。

 

4席あるカウンターに着席です。カウンター席の他、小上がりが2つ、テーブル席が4つあります。

 

ホテル並み!四川麻婆豆腐定食

メニューにある2番人気の四川麻婆豆腐定食を注文。ボリュームがしっかりあります。そして、サラダや小鉢(この日はコロッケとカボチャサラダ)、それに卵スープがついています。

 

いざ実食!

麻婆豆腐が抜群にうまい。味付けは山椒の風味がしっかり感じられるけど辛すぎないため、風味を堪能することができる、自分好みの味付けです。四川風だと山椒が効きすぎて、口の中がバカになるようなものも少なくないですが、ここのは適度に効いているので、最後まで美味しくいただくことができます。

 

ごろっとしたひき肉を贅沢に使っています。豆腐とごろっとしたひき肉の食感の違いがとても楽しいです。

 

札幌で食べてきた中で一番美味しかった麻婆豆腐は、プレミアムホテルTSUBAKIの中にある「美麗華」でしたが、そこに匹敵するくらいのうまさです。ホテル品質というか、普通のホテルの麻婆豆腐より全然美味しいと思います。

価格は900円。この味わいとボリュームで900円はとてもリーズナブルと思います。

 

 

マジ旨!あんかけ焼きそば

別日に頼んだあんかけ焼きそば。これもうまい。固すぎず柔らかすぎない絶妙な焼き加減の麺に、具材たっぷりの餡がのっています。

肉は一つ一つ片栗粉で覆われていて、餡としっかり絡みます。ただ入ってるだけと違う、美味しく食べてもらいたいという思いが伝わるような感じがします。(考えすぎかもしれませんが笑)

 

好みで酢をかけてもさっぱりして美味しいですし、自分はカラシをつけていただくのが好みです。デフォルトでついてきませんが、店員さんにお願いすると笑顔でつけていただけました。素敵な接客です。

 

ボリュームたっぷりで、890円。とても満足度が高いです。

 

他にもいろいろなメニューがあり、食べきれていないですが、この2品だけでも食べる価値ありです。札幌でおすすめの中華料理屋さんです。

 

 

(2022年9月23日 再訪)

この日は、坦々麺(汁あり)をいただきました。

まずはスープ。ゴマの風味とラー油がバランス良く、辛すぎず美味しい。花椒でしょうか、スパイスもしっかりしていて、大人な坦々麺です。

麺はコシがしっかりしてて、食感が心地よいです。ひき肉はごろごろとした大粒を贅沢に使用しています。食感が良く、麺と一緒に食べてもいいし、単独でも美味しい。スープと一緒に食べても美味しい。

値段は920円。大満足です。

こちらのお店でいただいた料理はどれも丁寧に作られていて、食べていて心地よいです。

 




【白ワイン】THORLE(トゥーレ)リースリング 2020

ドイツ ラインヘッセン地方のリースリングのワインをご紹介します。

 

リースリングとは

白ワイン用のブドウ品種で、シャルドネと並び高級なワインも多い有名品種です。

 

有名な産地は、フランス アルザス地方とドイツです。フランスでは様々な品種がそれぞれ有名ですが、「ドイツといえばリースリング」というくらい、ドイツワインの代名詞となっています。

 

味わいの特徴は、しっかりとした酸味と上質な香りです。甘口から辛口まであるのも特徴です。フランス アルザスリースリングは、ほぼ辛口です。辛口と言っても辛いわけではありません。どちらかというと甘くないと言った表現の方が合ってる気がします。

 

ドイツのリースリングは、昔は甘口が主流でした。ブドウ栽培の北限に位置している(現在は温暖化で徐々に北限も移動)ため、ブドウが成熟しにくい環境にあります。そんな中で、成熟したブドウから造られる甘味のあるワインは、昔とても貴重なものだったと言われています。

 

そんな名残で、ドイツのワインは糖度によって6段階に格付けされています。最上級は、トロッケンベーレンアウスレーゼです。一度では覚えきれないくらいの文字数です。笑

 

そんなドイツでも最近は、国際的な風潮に合わせ、甘口ではなく辛口のリースリングワインが主流となりつつあります。

THORLE(トゥーレ)リースリング 2020

ドイツ ラインヘッセン地方のリースリングです。ラインヘッセンは、ドイツ最大のワイン産地です。ドイツの南部に位置し、フランス アルザスに近いロケーションです。

 

THORLE(トゥーレ)は生産者名で、17世紀からブドウ栽培に携わっていましたが、2006年に現当主のクリストフ、ヨハネス兄弟が引き継ぎ、化学肥料や除草剤の使用を一切しないブドウ栽培を開始したそうです。

 

手間のかかるブドウ栽培に加え、収量を減らすことで、品質を大きく向上させたと言われています。土壌の大半は石灰岩なので、リースリングの他に、石灰岩と相性の良いシャルドネや、ソーヴィニョンブランなどの国際品種も植えられています。

 

さてどんな味わいでしょうか。楽しみです。

 

色合いは、レモンイエロー。微かに発泡している気もします。アルコールは低めな感じです。

 

香りは、白い花、石灰、レモン、ペトロール香です。複雑性があり、よいリースリングだと感じる上質な香りです。

 

味わいは、いわゆる辛口のワインで、ハツラツとした酸とミネラル感が特徴です。身体を元気にしてくれるようなそんなパワーを感じます。

 

ちなみに背面のエチケットにある「TROCKEN」は、「辛口(残糖9g/L以下)」を表しており、かつ、公的機関の最低基準より高い一定基準を満たすワインであることを表しています。

この日は、焼き肉を食べたのですが、口の中の脂をワインがさっぱりさせてくれるので、実は肉に合わせても美味しいです。もちろん、サラダや魚料理にはピッタリ合うと思います。

 

価格は2970円です。安くはないですが、ドイツの辛口リースリングはどんなものかを味わうにはとても良いワインだと思います。

 

THORLE(トゥーレ)リースリング 2020

 生産地:ドイツ ラインヘッセン地方

 生産者:THORLE(トゥーレ)

 ブドウ品種:リースリング

 味わい:ハツラツとした酸とミネラル感

 香り:白い花、石灰、レモン、ペトロール

 価格:2970円(税込)

 点数:3.75点満点) ※点数は自己評価です。

 

 

贈り物におすすめワイン「5000円〜6000円」

知人から、退職する友人向けに「5000円〜6000円」台のおすすめワインを聞かれたので、泡、白、赤それぞれ選んでみました。ワイン選びの参考になれば幸いです。

 

  1. 泡:アンリジロー エスプリ ブリュット ナチュール NV
  2. 白:アルザス リースリング プランN 2019
  3. 赤:エコー ド ランシュバージュ 2018
  4. 番外編:ジャックダニエル シングルバレル

 

泡:アンリジロー エスプリ ブリュット ナチュール NV

ますはスパークリングワインです。ワインで贈り物をする時難しいのは、相手の好みがわからない時です。今回のようにワイン選びを頼まれた場合は特にそうです。

そんな時に絶対的におすすめがスパークリングです。その中でもやはりシャンパンがおすすめです。

なぜかというと、シャンパンは食事を選びません。和洋問わず、魚・肉料理なんでも合わせることができ、かつ単独で飲んでも十分に楽しめるものがほとんどです。

経験上、ワイン好きという人の中でシャンパンが好きではないという人に会ったことがありません。主観ではありますが、赤ワインが苦手だったり、白ワインでは物足りないなど好みがある中で、シャンパンが苦手・好きではないという人はほとんどいない気がします。

言い過ぎかもしれませんが、そんなシャンパンだからこそ、贈られて嫌な人はいないのではないかと思うのです。迷った時のワイン選びでベターな選択肢となります。

 

前置きが長くなりましたが、選択したのは「アンリジロー エスプリ ブリュット ナチュール NV」です。シャンパン好きなら、必ず知っているというような有名選手です。

価格がネットで6380円と若干予算オーバーではありますが、この価格帯で自分が一番おすすめできると思い選びました。

アンリジローはシャンパーニュ地方の中でも良質なブドウの産地として有名なアイ村のブドウで造られています。特徴は、ピノノワールを主体としたコクのある味わいです。

桃や洋梨、白い花、パンなど複雑で上品な香りです。繊細さの中に、ピノノワールのコクが感じられるとても良いシャンパンです。

 

白:アルザス リースリング プランN 2019

続いて白ワインです。選んだのは、フランス アルザス地方のリースリングです。ブルゴーニュ地方のシャルドネと迷いましたが、この価格帯ではアルザス リースリングの方が自分としては満足度が高いワインが多かった経験から選びました。

生産者はローラン シュミット。有名なワイン漫画「神の雫」でも取り上げられ、多数の高キュレストランでもオンリストされています。「プランN」価格は3600円です。

香りは複雑で華やかです。洋梨や白い花、そしてリースリングの特徴のペトロール香。味わいはしっかりとした酸味とコクがあり、サラダや魚料理と合わせると美味しいです。もちろん単独でも十分楽しめるワインです。

 

赤:エコー ド ランシュバージュ 2018

最後は赤です。選んだのは、フランス ボルドー地方 メドック地区の5級格付けシャトー、ランシュバージュのセカンド「エコー ド ランシュバージュ」です。価格はネットで6050円でした。

セカンドと言っても侮るなかれ、ブドウの樹齢が若かったり、若干ブドウの比率が違うくらいで、ファーストラベルと同様、手間ひまかけて造られています。

そもそも、ランシュバージュはメドック格付け5級にも関わらず(5級でも十分すごいのですが)、2級の品質に相当すると言われる「スーパーセカンド」と呼ばれたりしています。ここでいうセカンドは、2級格付けの方ですね。

そんなランシュバージュのセカンド、美味しくないわけがありません。カシスやスミレ、インクや墨汁やスパシスの香りが複雑に絡み合います。味わいは、濃密。長めのアフターと、これぞボルドーというようなワインです。

 

番外編:ジャックダニエル シングルバレル

番外編として、贈り物をされる側の方が、普段バーボンをよく嗜むということを耳にしました。スーパーなどでよく売られている銘柄をお聞きしたので、プレミアムバーボンを贈るのもありかなと思い選びました。

選んだのは、ジャックダニエル シングルバレル。他の樽のバーボンをを混ぜることなく造られたシングルバレル。価格は約6000円です。

バーボンの特徴の焦がした樽によるバニラ香と、チョコレートのような香りもします。味わいはクリーミーで、少しりんごのようなニュアンスも感じます。

自分もバーボン好きでよく飲みますが、週末やなにかいいことがあった日に、ストレートで独りゆっくりと飲むのに最適な、大人なお酒です。

 

まとめ

  • 迷ったらシャンパ
  • 可能な限り好みをリサーチすることが成功の秘訣

 

ワインの贈り物は意外と難しいです。それでも、贈られる人のことを可能な限りリサーチして、何をもらったら喜ぶか考えているときは、自分にとって至高の時間です。

 

 

 

 

 

ジュニアNISAはじめました。

我が家には2歳の息子がおりますが、ジュニアNISAをはじめました。興味はあるけど、「めんどくさい」、「投資ってなんか怖い」と思う人は少なくないと思います。少し時間はかかりますが、手続き自体は簡単だったので、参考になれば幸いです。

 

はじめた理由

理由はいくつかありますが、メインは「余剰資産を現金のまま眠らせておくのはもったいない」との思いです。今まさにインフレがどんどん加速していく中で、現金の価値はどんどん目減りしていくからです。

息子が成長してきたら、自分で運用してもらいたいと考えています。これは、「マネーリテラシー」を育ててあげたいからです。「マネーリテラシー」とは、お金や金融に関する知識や活用する力のことをいいます。

活用する力というのがポイントで、いくら知識があっても行動に活かせなければ何にもなりません。身を持って複利の力を体験してもらうことで、正しいマネリテラシーを育ててあげたいなと考えています。

決してお金が全てではありませんが、お金を稼ぐために人生の多くの時間を仕事に費やし、時には苦しい思いもし、体調を崩すこともあるのも現実です。お金に振り回されるのではなく、お金と上手に付き合うことで幸せになれるのなら、そうすべきだと考えています。

 

ジュニアNISAって?

簡単にいうと、運用益が非課税になる制度です。通常、株式による利益には約20%の税金がかかりますが、これが非課税になるのです。口座は子供名義で運用は親がします。

なんでこんな制度があるのかというと、日本は世界一の預金大国だからです。日銀が発表した2021年10〜12月の家計の金融資産は2023兆円です。いわば眠った資産を投資(企業活動に必要な資金)してもらうことで、日本全体をもっと豊かにしたいとの国の思いです。

年間の非課税枠は80万円です。期間は最長5年間で、2023年末に終了予定です!

終了するんかい!ってかんじですが、終了後も口座を移管して、18歳まで非課税で運用できます。

現在、NISAをもっと使い勝手の良いものするべきだとの議論がなされています。金融庁からの提言で、今後政府でも議論が本格化されていきます。岸田政権の「所得倍増計画」の目玉になるのではないでしょうか。その時は非課税枠がもっと広がり、期間も無期限になるなど、より使い勝手の良い制度になることが期待されます。

 

いざ投資するまでの流れ

さっとこんな流れで、無事投資することができました。

  1. ジュニアNISAはじめることを決断
  2. 証券口座の検討
  3. 証券口座開設手順の調査
  4. 証券口座決定
  5. 銀行口座開設申込
  6. 銀行口座開設
  7. 銀行口座へ振り込み
  8. 証券口座申込
  9. 証券口座開設
  10. 証券口座へ資金振り込み
  11. 未成年口座からジュニアNISA口座へ資金移動
  12. ジュニアNISA口座で投資信託購入!

はじめることを決断してから投資信託購入まで、ざっと2ヶ月かかりました。これは、口座開設が終わってからも何気に忙しく、すぐに投資しなかったりしてるので、本来はもっと短く済むと思います。

 

証券口座は、楽天証券にしました。証券会社によって取り扱っている投資信託が違うのですが、楽天証券SBI証券であれば投資信託の数が多く、間違いないと思います。

銀行口座もネット銀行で、証券会社とのやりとりがスムーズな楽天銀行にしました。自分も使っているので、使い勝手の良さは確認済みです。

注意が必要なのは、10の資金振り込みですが、年間110万円を超えると贈与税がかかります。ジュニアNISAの年間非課税額は80万円なので問題ないかと思いますが、注意が必要です。

 

長期で運用し、マネーリテラシーが向上し、息子が幸せな人生を送る手助けになれば嬉しいと心から願い、こつこつと投資していきたいと思います。

 

 

米消費者物価指数(CPI)8月レビュー

 

「米消費者物価指数(CPI)8月」が発表されたので、レビューしたいと思います。

 


消費者物価指数(CPI)とは?

労働省が毎月発表している個人消費の物価動向を示す指標です。品目別の購買傾向の変動がわかり、インフレを測定する重要な手段となります。価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものが「コア」となります。

 

同様の指標に、「PCE(個人消費支出)物価指数」があります。こちらは、米商務省が毎月末に発表していて、個人消費全体から算出し、包括的な物価指標として用いられています。速報性と項目詳細ではCPI、包括的にはPCEを見るといった感じです。

 

現在、FRBはインフレを退治するための金融引き締め(金利上げ)を実施しているので、インフレ動向が全世界の市場関係者に注目されているのです。

 

8月のCPI(消費者物価指数)発表値

▼前年比 総合指数 +8.3 %(市場予想+8.1%、前月+8.5%)

    コア指数 +6.3%(市場予想+6.1%、前月+5.9%)

▼前月比 総合指数 +0.1 (市場予想-0.1%、前月+0.0%)

    コア指数 +0.6%(市場予想+0.3%、前月+0.3%)

 

対前年比で、総合指数・コア指数ともに市場予想を上回りました。市場予想はインフレ鎮静化を織り込んでいましたが、まさかの上昇サプライズです。

加えて、原油価格の下落で、対前年比の総合指数は前月の+8.5%よりは低くなりましたが、対前月比で言うと上昇しました。コア指数は、対前年比・対前月比ともに前月よりインフレ率が高まりました。これは、家賃やその他生活費が高くなっている影響です。

インフレは、人材不足による人件費急騰や、家賃やその他生活費によるものの影響が大きくなってきた形です。一度高くなった人件費や家賃はなかなか下がらないので、インフレが沈静化するには時間がかかるかもしれないといった捉え方ができると思います。

 

これに対して市場は、一層の金融引き締めを覚悟し、大きな下落となり、ほぼ全面安です。NASDAQは1日で-5.54%と、指数が1日でここまで下落するのは2020年初頭のコロナショック以来です。

2022年初頭から大きく下げてきた株式相場は、7月から8月にかけて楽観論による反発を見せていましたが、一気に振り落とされた形です。

これから先に、企業業績の悪化が出始めたらいよいよ不景気突入の可能性が高くなります。年後半も厳しさが増すことを覚悟させる1日でした。

 

まとめ

  • インフレ沈静化どころか上昇
  • FRBは厳しい金融引き締め想定から、株式市場は大きな下落。

【赤ワイン】セイコーマートで買える高級ワイン シャトー・ド・べシュード(Chateau De Bechaud)2015

フランス ボルドー地方 サンテミリオン地区、メルロー主体で造られたワインをご紹介いたします。

 

メルローとは

赤ワインの有名ブドウ品種の一つです。フランス ボルドー地方で有名な赤ワイン用ブドウ品種といえばカベルネソーヴィニョンですが、メルローも匹敵するくらいのブドウ品種です。

 

5大シャトーのあるメドック地区では、カベルネソーヴィニョン主体で、メルローカベルネフランを加えます。逆にサンテミリオン地区では、メルローが主体でカベルネソーヴィニョンやカベルネフランが加わります。

 

メルローの特徴は、コクと厚みにあると思います。口に入れた時のまろやかさ、厚みがとてもやさしく女性的な感じです。一方、カベルネソーヴィニョンは、タンニンや酸味など味わいの骨格はしっかりしているものの、まろやかさや厚みが少ない品種です。ですので、ボルドー地方では、カベルネソーヴィニョン100%のワインはほとんどありません。言うなれば、キャプテン翼の翼くんと岬くん。二人組むと、ゴールデンコンビです。

シャトー・ド・べシュード(Chateau De Bechaud)2015

サンテミリオン グランクリュのワインです。AOCサンテミリオンより、さらに厳しい品質基準をクリアしたワインにのみ名乗ることができます。ワインのエチケットに赤字でしっかりと記載されています。

 

サンテミリオンの格付けは約10年に一度見直されます。ゆえに、良い生産者が常に格付けされ、品質が保たれています。安心して選ぶことのできる基準であると思います。

 

そんなサンテミリオン グランクリュのワインが、コンビニ「セイコーマート」に何気に陳列しておりました。自分の感覚では、5000円程度が相場かなと思っていましたが、なんと1950円(税込)です。強烈なコスパを感じ、即購入です。ちなみに、セイコーマートのワインラインナップは、500円〜1000円の価格帯がメインですので、ずば抜けて高級ワインに感じます笑

 

色合いは、エッジが少しレンガがかっています。2015年なので、7年熟成されています。

 

香りは、「う〜ん、たまらない」。コッペパン、インク、カシス、レーズンが複雑に絡んでいます。エレガントまではいきませんが、素敵な香りです。期待が膨らみます。

 

味わいは、アタックはメルロー特長のまろやかな口当たりです。でも少し物足りない感じ。タンニンがあまり感じませんでした。でも、口の中にしっかりワインを行き渡らせると、タンニンが存在していることを確認できました。

 

これはよくあることですが、まだ目が覚めていない状態です。グラスをスワリングして、再度トライ。ほら、よくなった。骨格がしっかりしてきました。その後、2杯目、3杯目ではよりしっかりとした味わいになりました。

 

この味わいで2000円以下は、かなりコスパが良いと思います。高いワイン飲んだことないな〜って人にも、割と気軽に買えて、高いワインの雰囲気が味わえると思います。ポイントは、しっかり空気に触れさせてあげることと、少し大きめのワイングラスで飲むと良いと思います。

 

シャトー・ド・べシュード(Chateau De Bechaud)2015

 生産地:フランス ボルドー地方 サンテミリオン地区

 生産者:シャトー・ド・べシュード

 ブドウ品種:メルロー66%、カベルネソーヴィニョン15%、カベルネフラン19%

 味わい:まろやかでコクがある典型的なメルロー

 香り:コッペパン、インク、カシス、レーズン

 価格:1950円(税込)

 点数:3.85点満点) ※点数は自己評価です。